キスすき。
「すーす」 僕の部屋で。 「なんじゃ?」 今日はですね、僕たちの関係を一歩進めてみようかと思いまして。 師叔も絶対、気に入るハズ。 「キスしましょう」 「・・・きす?」 「はい。僕たち付き合ってもう3ヶ月ですし、そろそろ、ね?」 というか。ただ僕がもう限界なだけなんですけど。 あぁ・・・桃の果汁で潤った赤い唇が僕を誘ってる。 「のうのう楊ぜん」 なんだろう。OKなのかな? 「きすって何だ?」
暗転。
・・・・って、固まってる場合か天才! だって。 「楊ぜん?」 「ねえ師叔、説明するより実際にしてみたほうが早いと思いますが」 「きすとやらをすると、どうなるのだ?何かいいことあるのか?」 小首をかしげて、なんて可愛らしい質問。 おっと。悦に入ってる場合じゃなくて。 「とても、気持ちいいんですv」 「何故お主はそんなこと知っておるのだ?」 ぎくっ。 無意識にしたって鋭すぎですよ、師叔; 「兎に角キス、してみましょうよ」 「んー・・・お主がそんなに言うなら、よいよ」 「じゃあ、目瞑ってくださいv」 不思議そうにしながらも、師叔は素直に瞳を閉じる。 イタダキマス。師叔の貴重な初キッス。 やっとこの唇に触れられる。 あなたも同じ気持ちに、なってくれるだろうか? 「ん・・」 そっと唇を重ね。 「・・・気持ちイイでしょう?」 僕は言うまでもなく最高に、ヨかったデス。 名残惜しく唇を離して問いかけても、当の師叔は唇押さえてぼーっとしてる。 「よ、楊ぜん・・・気持ち・・・よかったのだ」 ちょっと困惑気味に、どこか嬉しそうに言う師叔。 「お気に召しましたか?」 こくんっ。 うわ、可愛い。もう一回キスしたいかも。 「もう一回、キスする」 え。 と思う間もなく、ちゅっと師叔から可愛らしいキス。 その後何度も何度も、唇をくっつけ合って。 「気持ちいいのう・・・」 僕もデス。 「のう、他のヤツとしてきてもよいか?」 ・・・・・。 「ダ、ダメです!!ダメです!どうして他のヤツらなんかに師叔の唇を・・・!!」 「だって、お主とでこんなに良いのだから・・・他のヤツらの中にもっと良いのがおるかものーと思って」 いーえ!それはありえません。 「・・・というか僕以外としても、きっと気持ちよくないですよ」 「何故じゃ?」 「師叔が僕を好きだから」 あ、何ですかその冷めた顔。傷つくなぁ。 確かめてみます? 「・・ん・・・ぁ」 精一杯の愛情を込めて。 ちゃんとわかって師叔、これだけは。 「お主も気持ちいいのか?わしだから?」 微笑んで、しっかりと頷いてみせる。
「・・・・・・・じゃあ、楊ぜんだけとスル」 「僕だって、師叔だけと」 「ホントか?」
ああ、もう。何て可愛いこと言うんですかあなた。 そんな目で見られたら。
このまま、もうあと2歩も3歩も進みたくなっちゃうじゃないですか。 |
キスも知らない初な師叔v(死)
んで、した途端ハマッちゃったみたいデス。