ずっとね ずっと
君に出会ってからずっと 心の中には優しさが
あふれていた



きっと明日も。



通学途中の電車の中で。
君を見かけたのは偶然で。
たまたま乗り合わせた車両が同じで。
好きになったのは一瞬だった。
制服からして自分と同じ学校だとわかったから。
またこの電車で会えるんだ。


今日もまた何両もある車両から君をさがして。
さりげなく後ろ姿を伺える位置をキープすることが日課になった。
君が僕を知らなくても 今はまだここで会えるだけで幸せ。
それだけで顔もココロも緩んでしまう僕はどうかしてる。
窓越しに目が合った日なんかは一日中君のことばかりを。
思って、また明日も合わないかなと期待してみたりして。


休日には二駅前で降りる君の街へ。
もしかしたら会えるかもしれない、なんて都合のいい考えだけど。
どきどきしていた。
どうしようもなく。


月曜の朝が一番好き。
いつもは大抵君のほうが先に乗っているけど。
この日だけはいつもギリギリ。
でたらめな方向にはねてる短い髪が寝坊なのだと教えてくれる。


ほら今日も。


慌てた君の足音が聞こえてきて。
僕はなんだかそわそわと慌てて。
早く君が来るのを期待して、そわそわと待っている。


そしてやっぱり休日は君の街まで。
ふらふらと出かけてる。
君の事だけを思ってふらふらと歩いてるんだ。


君にこの恋を届けたい。
だけど きっと明日も君に会えるだけで。
それはそれで幸せ。




 

楊→太で楊ぜん一人語り。
勝手に日記でつじあやの強化月間をやってて。
そのとき書きました。
歌の歌詞を楊太の日常にそのまま当てはめてみたり。