また来週。




「寂しいんですけど」

・・・・わしだって。

と言えばぎゅっ。とされて。

「ならいいですvvじゃあまた来週の日曜に」

手を振って、だんだんと駅のホームに消えていくヤツを見送る。

何が。一体なにが”ならいい”のだ。

寂しい同士で何がいいのだ。

わしらはいわば中距離恋愛。
いつでも逢えるわけではない。
それでも一週間に一度は必ず会うようにしている。

だけど、言い換えれば週一でしか逢えないというわけで。
あまり素直に言ってやらんが、そろそろ寂しさ限界。

ところがヤツはあろうことに寂しくてそれでよし、みたいな態度なんですけど。
あーわからぬ。

こんな時には親友だのみじゃな。

「うーん、きっとアレだよアレ」

アレとは。

「自分がいなくて寂しいんだなぁって思えば誰だって嬉しいもんだよ?気持ちの再確認ってやつ」

「お互い寂しいのはお互いが好きだから、でしょ。愛だね〜」

愛ってお主。

「好きだから寂しいと思うんだから、愛があるって事でしょう。アツアツだねv」

アツアツって・・・それって死語っぽいぞ;

・・・・そういうもんかのう。

「そういうもんだよ。恋愛って。・・・・あ、そうだ望ちゃん。今度さ・・・」

え?わしが先に?先に言うのか?

「そうそうvそうすれば楊ぜんの気持ちがわかるかもよ?」





で、日曜。

先週約束したとおりヤツは現れて、日頃逢えない分ホントにずっと一緒にいた。
だから余計、別れは寂しいわけで。

普賢の言っていたことを思い出す。
わしから、か。寂しいなんて。

楊ぜんが何か言おうとしておる。
いかん。早く言わねば。

わしから言い出せば、楊ぜんはどうするだろうか。
びっくりするかのう?
それともいつも通りのお別れだろうか。

それとも。

今日は離してもらえぬか、のう?




なんでしょう・・・どうしたんでしょう私(聞くな)
謎の文章ゴメンナサイ!!