ちょっとの、幸せ ラフ・ラフ 当り前のようにある暖かさが心地よいから目を覚ましたくないのだ。 だけど…今日は。 優しくそえられていた腕をといてちょっとだけ離れる。 顔にかかった蒼髪をはらってやりさらさらと梳いては、落として。 「キレイじゃのぅ……」 まるで本当の水が流れているみたい。 「フフ…寝たまま笑いおって。良い夢でもみておるのかのぅ」 気持ち良さそうに口元を緩ませる楊ぜんはなんだか可愛い。 離れようと身体をずらすのを寝ぼけた楊ぜんに邪魔されて 耳元で楊ぜんの心臓のおとがリズムをきざむ。 「楊ぜん………」 寝顔も、抱きしめられるのもいいけれどそろそろ声も聞きたくなる。 「よ…ぜん……」 だけど楊ぜんはなかなか起きないからきゅっと鼻をつまんでやった。 いつもは立場が逆だけど 「おはようございます、スース」 「おはよう、楊ぜん」 早起きもわるくない なんか朝から得した気分だ *Endless* |
ラフ・ラフ太バージョンです。 これも2000hit(仮)として梅子様へ捧げました。 このね・・・・なにもなくてただただ普通に過ぎていく日常がホントは一番幸せなのかな〜 と思って書いたのかどうなのかよく覚えてないのはどうしてなのか(知るか) ふわふわした2人の朝が書きたかっただけですー(脱兎) |