++Don’t worry?++

 

 

 

 

どうも僕の師叔は自分がいかに可愛いかを分かっていないのです。

師叔はまさに武王の言うところの『超絶ぷりんちゃん』だというのに。


そのへんの女性なんかよりもずっと愛らしい幼さを残した容姿。

その見かけとのギャップに驚かされるじじい言葉。

そっと抱きしめると自分からもぎゅっと

抱きしめかえしてくれたりするその仕草(これは僕にだけですけど。当然。)

これが全部、もう可愛くて可愛くて仕方ないんですけど

師叔本人は全然わかっていないんです!

 

 

 

 

僕が

「可愛いですね」

って言うと師叔は必ず

「は〜?お主どっかおかしいんではないか?

こんなじじいのどこが可愛いというのだ?」

と言うんです。やっぱり分かってない。

だれもあなたのことをじじいだなんて思っていないと思うんですけど・・・・。


僕としてはもっと師叔に自覚とかしてもらいたいんですよね。

そうしてくれないといろいろ大変なんですよ。

この前も、師叔が街へ視察に行った後泣きながら帰ってきたからどうしたのかと尋ねたら

「桃をな・・・買おうとして・・・その店こんでて・・並んでおったらな

・・・ひっく・・なんかお尻のあたりがもぞもぞしてきて・・・で・・見たら手で・・・

そのあと桃を買うまでずっと触られてたのだ〜!しかも男に!!うわ〜ん痴漢された〜〜!!」

と言って僕に抱きついてきたんです。泣いてる師叔も可愛いな〜

なんてことも思ったけど、その時はそれよりも僕の可愛い師叔に手をだした

その痴漢魔への怒りでいっぱい。

どう復讐してやろうかと考えを巡らせていたら師叔が

「こんなじじいの尻などさわってもしょうがないのに〜!!」

 

 

 

ああ!やっぱり分かってない!!だから誰もあなたをじじいだなんて思ってませんって!

そんなことを言ってるから痴漢になんてあうんですよ!!

ちゃんとご自分の可愛らしさを自覚して用心してもらわないと今度はもっとヒドイ目にあうかもしれ

ないんですからね!まあ、そんなことにはならないと思いますが。僕が師叔を守りますから。


その後は、僕の大事な師叔にあろうことか痴漢をはたらいた男を

この天才的頭脳でもって探しあてて、二度とそんなことが

できないようにシめてやりました。死なないていどにですけどね。一応。

それから師叔に今度からは絶対に一人で街へ行かないように!

って言ったんですけど・・・

「今度はもっと男らしい服装でいくから大丈夫じゃ!

何故女に間違われて痴漢されたか知らんがそうすればきっと平気じゃろう!!」

「服装を変えたってあなた自身が可愛いのだから意味がないんです!」

それにその痴漢魔はきっと師叔が男とわかっててやったのだろう。

師叔があまりにも可愛いからつい・・・・・(どんな理由であろうと許しませんがね!)

 

その後もきちっと師叔に言い聞かせたのに、まだ時々一人でこっそり街へ出かけてるみたいなんです。

はあ。なぜ師叔はわかってくれないんでしょう・・・。

 

 

 

 

僕の悩みはまだまだ続きそうです・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+つづく+←は!?

 

 

あとがき

そう。なんと続くんです。驚きです。(おい)
可愛さをわかってない師叔って可愛いですよね〜☆
でもそれが王子の悩みの種なんですけど・・・。
次回はもっと楊ぜんに思い悩んでもらいましょう♪

「2」はしばらくお待ちください〜!!(誰も待ってない!)

 

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