シュプレヒコールA






〜楊太の反乱〜




というか太公望の反乱。

ある日太公望は思った。
どうして自分がいつもいつもこんなにヒドイ目にあわなければいけないのか。

「というわけで聞いてくれ皆の者ーー!!!」

オオォーーーーッ!!という大歓声が城内にまで響きわたる。

城の中で一番広い城門近くの庭には10万を超える(!?)大観衆。
軍師様の演説があるらしいと聞かされてやってきた西岐の民達である。
太公望はその真ん中で太乙特製マイクを握りしめ必死に訴えている。

大地が振動するほどの声に周の幹部達は何事かと庭に出た。

「どーーーしてわしばっかり毎日毎日仕事に追われなければならぬのだ!?
朝早くから夜遅くまで、ヒドイ時には徹夜じゃ!!わしはもっとだらだらしたいのだーー!!」

「オオオッーーーー!!!!!」

「ちょっと太公望!何ですかこの騒ぎは!?私は聞いてませんよ!!」

「言ってないもん」

ふんっと頬を膨らましそっぽを向くその仕草はまさに天然テンプ(笑)
太公望の魅力に惑わされた民衆たちは一斉に周公旦を非難し始める。

「いくら軍師様でもちょっと仕事させすぎなんじゃないですか!」

「こんな小さいお身体で働いて・・・いつか壊れてしまうわ!!」

そうだそうだ!と詰め寄られ周公旦は言葉につまる。
それに勢いづいた太公望は再び日頃の不満を訴えだした。

「だいたいわしが何をしたと言うのだ?変な薬のまされて猫ミミははえるわうさミミははえるわ
女体にはなるわ呂望に戻るわメイドだわ看護婦だわ裸エプロンだわっ!!!」

「オオオオオッーーーーーーー!!!!!」

最後のほうは薬とは何の関係もなくなっているがそんなことにはどうでもいいらしい。
看護婦や裸エプロンの可愛らしい軍師様の姿を想像したのか。
民衆の半分以上が鼻血を出して倒れてしまった。
それでも湧き上がる声はおさまらず益々ヒートアップしてゆく。

「飲ませる太乙も雲中子もムカツクがわしにはもっと許し難いことがあるーーーー!!」

「なーーにーーー??」

未成年の主張か(死)

「変な薬の実験台にされた可哀相なわしに、あろうことか不埒なことをする者がいるのだーーー!!」

「だーーれーーーー???」

「鬼畜変態エロエロ妖怪仙人、コンロンの天才道士楊ぜんじゃーー!!!」

「ちょぉっっっっっっと師叔!!!?」

盛り上がりも最高潮に達した大観衆の中その楊ぜんが慌てて反論する。
湧き上がる観衆をかき分けかき分けやっとのことで太公望のもとまで辿り着きマイクを取り上げた。

「あっ!何をするのだー!返せ返せっっ!!」

「ダメです。天才道士はまだしも最初のを訂正してくだされば返してあげます」

「わしは真実を言ったまでじゃ!」

太公望の手が届かないように高いところにあげられたマイクを必死でとろうとする姿は大変可愛らしい。
楊ぜんに縋りながらんっんっと精一杯背伸びをしている。
その天然テンプテーションの罠にかかった楊ぜんは思わず太公望を抱きしめそうになった。
が、太公望はそれを察したのかバッと楊ぜんから飛び退いた。
楊ぜんは聞こえないようにチッと舌打ちする。

「つまり何が言いたいのかというと・・・」

道服のしたに隠し持っていたスペアのマイクを取り出して観衆のほうへ振り向く。

「わしに安らかな生活をさせろってことだーーー!!!」

オオオオオオォォッーーーーーーーーー!!!!!

いっさい大きな歓声と拍手が湧き起こり、広場は妙な一体感に包まれた。
楊ぜんははぁ・・と呆れたようにため息をつき手なんか振っている太公望に問いかける。

「師叔・・・どうでもいいですけど、どうしていきなりこんなことしてるんですか?」

「いきなりではない。わしはあまりにも辛い日々の生活に耐えかねた。
デモ演説じゃっ!デモ行進じゃっ!ストライキじゃっっ!」

「そんな・・・・くだらないこと言ってないで早く執務室にもっどてください。
師叔がサボるせいでかなり仕事が溜まってるんですから」

「嫌じゃ。絶対にわしは戻ら〜ぬ!」

「師叔・・・・・・」

凍りつくような低い声音にさすがの太公望もヤバイッと肩を竦める。
恐る恐る冷たい視線が向けられる方向を振り返る。そこにはやはり表情が消えた冷たい顔。

「あんまり言うこときかないと・・・お仕置きしますよ」

ビクッッ!!

冷たく言い放たれる本気の言葉に太公望の身体が大きく震える。
それでもなんとか相手を睨み付けようと頑張が、瞳にはだんだんと涙が溜まってきて・・・。
泣かないよう必死に涙が零れ落ちるのを我慢している太公望。
その姿に楊ぜんもちょっと言い過ぎたかと反省する。
民衆はそんな二人の様子を静かに見守っている。

「〜〜〜〜楊ぜんのバカッ!!!」

静寂を打ち破り、太公望は楊ぜんにマイクを投げつけて脱兎の如く走り出した。

「アイタッ!ちょっと師叔ーー!?」

「お主なんか嫌いじゃ嫌いじゃ!大っ嫌いじゃー!!この変態!鬼畜!犬好きめーー!!」

オオオオオオオオオオォォッーーーーーー!!!

と、また大歓声が響きわたる。
嫌いと言われショックを隠しきれない楊ぜんは
後を追うことも出来ずいつまでもそこに固まっていた。




太公望の反乱はまだ始まったばかり!






つづく☆


 

 

ブリトラ強化月間第一弾作品。
バカバカしすぎて涙が・・・・(キラン)
多分私しか楽しくない企画でしかもみんなはわけわからんと思います。えへv
早い話ブリトラの曲をもとに小説書こう企画です。
コレのもとになったのは「ブリトラの反乱」というアルバムに入ってた曲(?)。
たぶんこのアルバム持っている人なら企画の主旨が解るかも。解んないね。<おい
こんな変な企画ですが最後まで付き合ってやってください〜><

 

シュプレヒコールA song by BRUEF & TRUNKS

 

 

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